皆さんこんにちは!
正福丸、更新担当の中西です。
「仕事は段取り8割」という言葉があります。
仕事の出来は、実際に作業している時間よりも、その前の準備によって大きく変わるという考え方です。
遊漁船でも、この言葉は非常によく当てはまります。
お客様が乗船し、釣り場へ向かってから準備を始めるのでは遅いことがあります。
天候。
潮。
狙う魚。
釣り場。
船の状態。
お客様の人数。
必要な釣具や設備。
こうしたことを事前に確認しておくことで、安全でスムーズな釣行につながります。
今回は、遊漁船における「段取り」の重要性について考えてみます。
★まずは天候と海況を確認する
遊漁船の段取りで最も重要なものの一つが、海の状況確認です。
晴れているから大丈夫とは限りません。
風。
波。
潮。
今後の天候変化。
さまざまな情報を見る必要があります。
出船時は穏やかでも、数時間後には風が強くなる可能性もあります。
そのため、
「今出られるか」
だけではなく、
「安全に戻ってこられるか」
まで考えることが大切です。
⚠無理をしない判断も、遊漁船の大切な段取りです。
⚙船の状態を確認する
出船前には、船の状態も確認します。
エンジン。
燃料。
各種設備。
必要な安全設備。
通信手段。
航行中にトラブルが起きないよう、事前に確認しておくことが重要です。
海の上では、陸上のように簡単に修理や対応ができない場合もあります。
だからこそ、
「出てから考える」
ではなく、
「出る前に確認する」
ことが大切です。
★狙う魚とポイントを考える
遊漁船では、その日の狙いに合わせて釣り場を考えます。
魚は常に同じ場所にいるとは限りません。
潮。
水温。
天候。
時期。
これまでの釣果。
さまざまな情報を見ながらポイントを考えます。
もちろん、自然が相手なので予定通りにいかないこともあります。
だからこそ、
「最初はここ」
「反応がなければ次はここ」
というように、いくつか選択肢を考えておくことが大切です。
⚒釣具や仕掛けも事前に準備する
レンタルタックルや仕掛けを用意する場合には、出船前に確認しておきます。
必要な本数はあるか。
リールは正常に動くか。
ラインに問題はないか。
狙う魚に合った仕掛けがあるか。
船上で一から準備すると時間がかかります。
お客様が乗船する前にできることは、できるだけ済ませておく。
そうすることで、出船後は釣りに集中できます。
☺お客様の経験を把握する
同じ日に乗船するお客様でも、経験には差があります。
何年も船釣りをしている方。
初めて船に乗る方。
釣りそのものが初めての方。
経験によって必要なサポートは違います。
初心者が多い場合は、
✅ 道具の使い方
✅ 仕掛けの落とし方
✅ 魚が掛かったときの対応
✅ 船内での安全な動き方
などを分かりやすく説明する必要があります。
事前にお客様の状況を把握できれば、準備もしやすくなります。
☎集合や予約情報を整理する
遊漁船では、お客様の予約情報を正確に管理することも重要です。
人数。
集合時間。
集合場所。
希望する釣り。
レンタルの有無。
初めて利用される方であれば、必要な持ち物なども案内します。
当日になって、
「集合場所が分からない」
「レンタルを頼んでいたのに準備されていない」
となれば、お客様も不安になります。
予約時点から分かりやすく案内することも段取りの一つです。
⚠安全説明も先に行う
出船後に初めて安全ルールを説明するのではなく、乗船時に必要な内容をしっかり伝えることが大切です。
船は揺れます。
急に大きな波を受ける場合もあります。
そのため、
どこに立つと危険か。
移動するときはどうするか。
船長から指示があった場合はどうするか。
などを伝えておく必要があります。
特に初心者の場合、船の上でどう動けばいいのか分かりません。
最初に説明しておくことで、事故防止につながります。
☔予定変更も段取りのうち
海では、予定していたポイントへ行けないこともあります。
風が強くなる。
波が高くなる。
魚の反応がない。
潮の状況が想定と違う。
こうしたとき、
「最初に決めたから」
と無理に同じ予定を続ける必要はありません。
安全な場所へ変更する。
別の魚を狙う。
早めに帰港する。
状況に合わせて予定を変更することも大切です。
段取りとは、予定を絶対に守ることではありません。
変化が起きたときにどう動くかまで考えておくことです。
➡船長は常に“次”を考えている
遊漁船の船長は、今いるポイントだけを見ているわけではありません。
魚の反応がなくなったら次はどこへ行くか。
潮が変わったらどうするか。
風が強くなったらどこへ移動するか。
帰港までどのくらいかかるか。
常に次の状況を考えています。
この「先を見る力」が、安全でスムーズな運航につながります。
★片付けまで含めて一日の段取り
釣りが終わって港へ戻ったら終わりではありません。
船内の清掃。
道具の片付け。
釣具の確認。
次回に向けた準備。
必要な連絡。
こうした作業があります。
その日のうちに整えておけば、次回の出船準備もスムーズです。
「帰港後までが仕事」
という意識を持つことが大切です。
⭐遊漁船でも“段取り8割”は本当
遊漁船では、自然を相手にするため、すべてが予定通りに進むわけではありません。
だからこそ、準備が重要です。
天候を見る。
海況を見る。
船を確認する。
釣具を準備する。
お客様の情報を確認する。
安全説明を行う。
複数の釣り場を考える。
帰港後の片付けまで考える。
こうした段取りが整っているからこそ、状況が変わっても落ち着いて対応できます。
良い段取りは、釣果を上げるためだけではありません。
お客様に安全で楽しい時間を過ごしていただくための大切な準備です。
私たちも、一回一回の出船を大切にしながら、しっかり準備を行い、安全第一で海へご案内しています。