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カテゴリー別アーカイブ: 日記

第22回遊漁船雑学講座~“資産”として維持する~

皆さんこんにちは!

正福丸、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~“資産”として維持する~

 

 

最後に、メンテナンスの仕組みを「年間サイクル」として捉えましょう。
遊漁船は単なる趣味船ではなく、営業資産・安全責任を伴う業務船です。


📅 年間整備のスケジュール例

主な整備内容
1〜3月 船底清掃・オイル交換・電装点検(冬期整備)
4〜6月 船検・消耗部品交換・航海灯確認
7〜9月 高温対策(冷却系・バッテリー)
10〜12月 船底塗装・プロペラ整備・年次総点検

年間を通じた“整備カレンダー”を作ることで、無理のない運用が可能になります。


💰 費用の内訳と考え方

項目 目安費用(年)
エンジン整備(オイル・部品) 約8〜15万円
船底塗装・上架 約5〜10万円
電装・安全装備更新 約3〜5万円
予備修理費 約5万円

年間20〜30万円をメンテナンス費として計上するのが目安です。
計画的な積立を行えば、突発トラブルでも慌てず対応できます。


🌊 長期的視点での船の“健康管理”

定期的な整備記録を残すことは、中古売却時の信頼性にも直結します。
「記録簿のある遊漁船」はリセールバリューが高く、買い手も安心して引き継げます。


🚢 まとめ

遊漁船のメンテナンスは、単なる“修理”ではなく“信頼の構築”です。
整備された船は、航行の安全を守るだけでなく、乗客に安心を届け、事業としての価値を高めます。
海に出る者の誇りは、「整備された船体」に宿る。

 

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第21回遊漁船雑学講座~“船上の快適”~

皆さんこんにちは!

正福丸、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~“船上の快適”~

 

 

エンジンだけが船ではありません。
乗客が過ごすデッキ・キャビン・艤装品の状態が、快適性と安全性を大きく左右します。


1. デッキメンテナンスの基本

釣り船のデッキは、常に水・血・魚油に晒される過酷な環境。
放置すると滑り・腐食・臭気の原因になります。

  • FRPデッキは中性洗剤+ブラシで洗浄

  • ステンレス金具は錆取り+防錆コート

  • デッキ下収納は定期的に乾燥

  • 排水スカッパーの詰まりチェック

ノンスリップ塗装が劣化している場合は、再塗装やゴムマット貼替で安全性を回復させましょう。


2. 艤装品・ロッドホルダー・レール類

釣り船では、ホルダーやレールに強い力が加わります。
ネジの緩み・ベースの腐食を放置すると、航行中に脱落する危険も。
アルミ・ステンレス接触部には防錆グリスを塗布し、年1回の締付確認を行います。


3. 安全装備は“命綱”

遊漁船では法定装備(救命胴衣・消火器・信号紅炎・救命浮環など)の維持が義務。
加えて、実際の運用では以下も欠かせません。

  • 救命索の展開確認

  • 船内消火器の有効期限管理

  • 航海灯・AIS・VHF無線の動作確認

  • 救急用品の補充

トラブル時は“数秒の判断”が命を分ける。
普段から動作確認をしておくことが、安心して釣行を楽しむ第一歩です。


4. 快適性も安全の一部

エアコン・冷蔵庫・トイレ・キャビン照明などの快適装備も、立派な安全装備です。
疲労を減らす=判断力を保つ、という意味で極めて重要。
電装トラブルやポンプ詰まりも、日常点検で早期発見しましょう。

 

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ブリ 釣れました

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11月15日

湯川様 ありがとうございました

ブリ 84センチ
タイ 31センチ
メジロ 69〜70センチ 3匹
サバ 43センチ

タイ アジ サバ 釣れました

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11月15日

矢野様 ありがとうございました

タイ 37〜51センチ 3匹
アジ 29センチ
サバ 38センチ
ツバス 48センチ

サバ 大漁です

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11月13日

道彦くん ありがとうございました

サバ 40〜50センチ 26匹
メジロ 68〜70センチ 2匹
タイ 38センチ 
アジ 44センチ

サバ 大漁でした

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11月13日

奥本様 ありがとうございました

タイ 32センチ
サバ 4〜50センチ 18匹
メジロ 72センチ
イサキ 39センチ
アジ 47〜35センチ 2匹

タイ サバ アジ 釣れました

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11月12日

井狩様 ありがとうございました

タイ 35〜45センチ 2匹
サバ 40〜45センチ 3匹
アジ 29〜43センチ 3匹

第20回遊漁船雑学講座~遊漁船の“心臓”を守る~

皆さんこんにちは!

正福丸、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~遊漁船の“心臓”を守る~

 

 

エンジンは遊漁船の心臓です。
しかし塩分・熱・振動という過酷な条件の中で稼働し続けるため、陸上エンジンとは全く異なるケアが必要です。


🧩 1. 燃料系統の管理

海上でのエンストや始動不良の多くは、燃料トラブルが原因です。
ディーゼル船なら燃料フィルター、ガソリン船ならキャブレター・インジェクター周辺にトラブルが集中します。

チェックポイント:

  • 水分混入(タンク結露)

  • ディーゼルバグ(バクテリア汚染)

  • フィルター詰まり

  • サプライホースの亀裂

特に長期間使用しない冬期は、タンク内の水分分離を徹底。燃料安定剤を添加するのも有効です。


⚙️ 2. 冷却系統の塩害防止

エンジンの冷却水ラインには、海水が直接循環します。
そのため、塩分結晶や砂の堆積による詰まりが発生しやすい。
航行後には、真水フラッシングを必ず行い、インペラーやストレーナーを定期点検。

また、アノード(亜鉛電極)は電蝕防止の命綱です。
消耗が50%を超えたら即交換。
放置すると、冷却ジャケットや排気マニホールドの腐食を招きます。


🔧 3. プロペラ・シャフト・舵の調整

プロペラに小さな傷や歪みがあるだけで、振動や燃費悪化の原因になります。
上架時には、必ず以下を確認。

  • プロペラのバランス

  • シャフトブッシュの摩耗

  • ストラットベアリングのガタ

  • 舵軸パッキンの漏れ

軽微な異音や振動を放置すると、ミッションやギヤケースに波及します。
「走りに違和感を感じたらすぐ点検」が原則です。


🔋 4. 電子制御エンジンの診断

最近の船外機・ディーゼルはECU制御(電子制御ユニット)化が進んでいます。
エラーコードの履歴や燃焼時間・水温履歴などを専用ツールで読み出すことで、
「故障の前兆」を数値で掴むことが可能です。

また、定期的なソフトウェアアップデートにより、燃費・出力・排ガス性能が改善されることもあります。
ディーラー整備と独立メンテの両立が理想的です。


🧭 5. エンジンメンテは“航行の信頼性”そのもの

遊漁船の船長は、自らが「整備士」であり「操船者」でもある存在です。
エンジンの音・排気の色・燃費の変化を日常で感じ取り、異常を早期に察知する能力が安全を守ります。

 

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タイ サバ ハマチ 釣れました

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11月10日

黒田様 強風の中ありがとうございました

タイ 33〜44センチ 4匹
サバ 37〜45センチ 5匹
ハマチ 47センチ

タイ イサキ アジ 釣れました

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11月9日

黒田様 ありがとうございました

タイ 37センチ
イサキ 35〜39センチ 2匹
アジ 29〜32センチ 4匹