皆さんこんにちは!
正福丸、更新担当の中西です。
さて今回は
~“資産”として維持する~
最後に、メンテナンスの仕組みを「年間サイクル」として捉えましょう。
遊漁船は単なる趣味船ではなく、営業資産・安全責任を伴う業務船です。
📅 年間整備のスケジュール例
| 月 |
主な整備内容 |
| 1〜3月 |
船底清掃・オイル交換・電装点検(冬期整備) |
| 4〜6月 |
船検・消耗部品交換・航海灯確認 |
| 7〜9月 |
高温対策(冷却系・バッテリー) |
| 10〜12月 |
船底塗装・プロペラ整備・年次総点検 |
年間を通じた“整備カレンダー”を作ることで、無理のない運用が可能になります。
💰 費用の内訳と考え方
| 項目 |
目安費用(年) |
| エンジン整備(オイル・部品) |
約8〜15万円 |
| 船底塗装・上架 |
約5〜10万円 |
| 電装・安全装備更新 |
約3〜5万円 |
| 予備修理費 |
約5万円 |
年間20〜30万円をメンテナンス費として計上するのが目安です。
計画的な積立を行えば、突発トラブルでも慌てず対応できます。
🌊 長期的視点での船の“健康管理”
定期的な整備記録を残すことは、中古売却時の信頼性にも直結します。
「記録簿のある遊漁船」はリセールバリューが高く、買い手も安心して引き継げます。
🚢 まとめ
遊漁船のメンテナンスは、単なる“修理”ではなく“信頼の構築”です。
整備された船は、航行の安全を守るだけでなく、乗客に安心を届け、事業としての価値を高めます。
海に出る者の誇りは、「整備された船体」に宿る。
