2024年以降、遊漁船の安全基準が段階的に強化されています。ここでは、何が義務化されたのか/業務規程に何を書くのか/今日から何を整えるかを、実務目線でチェックリスト化しました。
1|まず把握:義務化された主な安全設備
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法定無線設備(携帯除く)で陸上と常時通信
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非常用位置等発信装置(EPIRB等)で遭難時の自船位置を自動送信
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救命いかだ等:荒天でも落水せず退船・待機できる装備
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隔壁の水密化等:沈没防止・退船までの時間確保
※適用日は設備ごとに段階的——スケジュール表で必ず確認。️ 国土交通省
2|業務規程の“必須記載”ポイント ✍️
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救命胴衣の常時着用(船室外は常時などの運用)
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出航中止基準(風・波・視程・雷・潮汐の閾値)とGo/No-Go判断手順
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出航前点検項目(船体・機関・無線・救命・気象)と記録の1年保存
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酒気帯び確認の方法、従業者教育の頻度と内容
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通信手段・非常連絡体制(通報手順・役割分担)
→ これらは改正遊漁船業法で**“安全まで含めて”**明記が求められ、登録審査の対象になりました。 農林水産省ジャパンフードアセスメント+1
3|“人”の条件——船長と主任者のアップデート ✈️
4|帳票・掲示の再点検
5|県手続きと実務の“つなぎ目”
6|“観光輸送”になっていないか?境界チェック
7|今日から進める“30日ロードマップ” ️⚙️
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Day1–7:安全設備の現況棚卸(無線・EPIRB・救命いかだ・水密化)→不足は発注
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Day8–14:業務規程を改正版に更新(中止基準/点検記録/着用ルール/教育)
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Day15–21:出航前点検表&記録簿を運用開始(1年保存)
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Day22–30:名簿様式の見直し(緊急連絡・漁場位置の明確化)+船内掲示アップデート
8|チェックリスト(保存版)✨
※本記事は要点整理です。最新の適用日・様式は所管官庁/県サイトで必ず確認してください(安全設備・主任者講習・登録様式の最新情報)。
まとめ
装備の義務化+業務規程の実効化+人(免許・講習)の更新で、遊漁船の安全は“仕組み”として強くなります。
釣果だけでなく法令順守と説明可能性を備えた船は、選ばれ続ける。2025年はルール整備の仕上げ年に——海の安心を一緒につくりましょう。